海外に憧れていて、大学を卒業したら海外で働きたい
日本に希望がもてなくて、海外に行きたい
社会人経験がない大学生も新卒で海外就職できます。
フィリピン、タイ、マレーシアにある日本企業が最も就職しやすく、カンボジア、台湾、インドなどでも就職可能性があります。
一方、アメリカやヨーロッパでの新卒での海外就職は非常に難しいです。そうした国々で働きたい場合は、ワーキングホリデーで行くか、日本で日本企業に入社して派遣されて働くことが現実的です。
この記事では、新卒で海外就職をしやすい国、職種、求人の例と、海外で働くための選択肢、新卒で海外就職を実現する手順を紹介します。
私は、大学生でオーストラリアへワーキングホリデー、カナダ留学をし、社会人になってからインド、フィリピンで働いてきました。そうした海外経験から、この記事を書いています。
・新卒で海外就職しやすい国はマレーシア、フィリピン、タイ。欧米への新卒就職は難易度が非常に高い。
・就職しやすい職種は営業とカスタマーサポート。
・「海外で働く」には、ワーホリや日本企業の日本本社に入社して駐在員として派遣されるなどの手段も。選択肢を比較して自分に合った方法を選ぶことが大事。
新卒で海外就職がしやすい国はマレーシア、タイ、フィリピン
新卒で海外就職する国選びにあたって問題になるのは次の2点です。
・その国で就労ビザがとれるか
・新卒でもできる仕事の募集があるか
多くの国では、それぞれの国民の雇用を守るため、外国人の就労ビザの取得条件を設けています。条件とは、学歴、実務経験などです。
日本人が新卒でも就労ビザがとりやすい国々がこちらになります。
新卒で就労ビザが取得できる国
実務経験の要件 | 学歴の要件 | |
フィリピン | 原則なし | 原則なし |
タイ | 原則なし | 原則なし |
マレーシア | BPO企業は実務経験必要なし | 専門卒以上 |
カンボジア | 原則なし | 原則なし |
インド | 原則なし | 原則なし |
台湾 | 2年以上 一部職種では実務経験必要なし | 専門卒以上 |
インドネシア | 5年以上 一部職種は資格があれば必要なし | 原則なし |
*就労ビザの要件は、頻繁に変更があります。転職エージェントや雇用先の企業への確認をお願いします。
アジアの国々に就職する場合、多くは内定後に企業側がビザの取得を進めてくれます。
就労ビザの問題とは別に、新卒で働ける求人があるかも大事なポイントです。
カモメアジア転職という転職サイトで「新卒OK」の求人数を国別にまとめてみました。
求人数 | |
マレーシア | 75 |
タイ | 17 |
フィリピン | 10 |
インドネシア | 14 |
台湾 | 4 |
こちらの表の通り、東南アジアの国々での求人が多くあります。
なお、「海外で働く」といった場合、最も一般的な選択肢は日本企業の海外支社で働くことです。上記求人の9割以上も日本企業です。
海外現地企業にチャレンジすることはできますが、簡単ではありません。
・ビザの取得コストが企業側にかかり、わざわざ日本人を雇う理由がない
・英語や現地の言葉がネイティブである人が好まれる
・とくにアジアでは、給与条件が低く、日本人の生活レベルに合わないことが多い
新卒で欧米に就職することは非常に難しい
アメリカやヨーロッパなどの欧米で働きたい方も多いと思います。ただし、欧米の国々で新卒で就職するのは非常に難しいです。
・日本の新卒一括採用の概念がなく、採用側が実力やスキルを重視するから
・アジアの国々よりも就労ビザ取得条件が厳しく、雇用者側もコストを負担したくないから
・求められる語学力もアジアの国々よりずっと高いから
新卒での欧米への就職は難しいです。しかし、欧米で働くための選択肢はほかにあります。選択肢をまとめてみました。
欧米で働く方法
・欧米へ留学し、卒業後に現地企業へ就職する
・日本企業で数年働いた後に、日本企業の欧米支社の求人に応募する
・欧米の支社がある日本企業に本社採用され、駐在員として赴任する
・欧米人と結婚し、現地で働けるビザを取得して働く機会を得る
これらの4つの方法が、より現実的な選択肢です。
新卒で海外就職しやすい職種は営業とカスタマーサポート
日本で新卒で就職活動をする場合、総合職や一般職といったポジションに応募します。一方、多くの海外の国々では、新卒でも職種が指定されており、その職種に対して応募します。職種とは例えば、営業、事務、カスタマーサポートなどです。
新卒で海外就職をする場合、経験が限られるため、職種の選択肢は限られてしまいます。新卒で応募できる職種として多いのは、営業やカスタマーサポートなどの職種です。
カスタマーサポートでは、日本在住の日本人顧客を対応することが多く、英語やその他外国語は使用しないことが多いです。
新卒でも就ける海外の求人例
新卒でも就ける求人例を紹介します。ここでは「カモメアジア転職」というアジアの求人サイトの掲載情報から紹介します。
求人例1:コールセンター オペレーターの求人例
都市:タイ バンコク
仕事内容:カスタマーセンターでの日本人の電話・メール対応
給与レンジ:32,000〜47,000バーツ(131,200円〜192,700円)
求められる英語力:不問
求められるスキル:不問
その他条件:22歳以上の高卒以上
*2023年12月28日時点のレート(1バーツ=4.1円)で換算
都市:フィリピン セブ島
仕事内容:インターネット広告の運用
給与レンジ:60,000〜90,000ペソ(156,000円〜234,000円)
求められる英語力:日常英会話レベル以上
求められるスキル:不問
その他条件:なし
*2023年12月28日時点のレート(1ペソ=2.6円)で換算
求人例3:ECサイト問い合わせ対応の求人例
都市:マレーシア クアラルンプール
仕事内容:日本人顧客のカスタマーサポート
給与レンジ:9,000バーツ(270,000円)
求められる英語力:不問
求められるスキル:不問
その他条件:なし
*2023年12月28日時点のレート(1リンギット=30円)で換算
求人例4:法人営業の求人例
都市:台湾 桃園
仕事内容:台湾顧客への半導体装置の販売
給与レンジ:35,000〜75,000台湾ドル(161,000円〜345,000円)
求められる語学力:中国語あるいは英語が準ビジネスレベル
求められるスキル:不問
その他条件:なし
*2023年12月28日時点のレート(1台湾ドル=4.6円)で換算
カモメアジア転職では、1,954件の求人が掲載されており、そのうち118件が「新卒OK」の求人となっておりました。
カモメアジア転職でほかの「新卒OK」の求人を確認できます。
新卒で海外就職をする手順
新卒で海外転職を最短でするための手順はこちらになります。
海外就職の手順
1. 働く国や仕事の情報収集をする
2. 海外求人サイト、エージェントに登録
3. 履歴書を作成
4. 海外就職エージェントとの面談、カウンセリングを受ける
5. 希望する求人の紹介を受ける
6. 応募を開始
7. 企業との面接、内定
8. 採用企業とのコミュニケーションを開始
9. 海外渡航の準備
10. 海外渡航、入社
11. 現地生活立ち上げ
情報収集を始めてから内定を得るまでに1〜3ヶ月。情報収集を始めてから入社するまでは3〜6ヶ月程度が一般的にかかる時間です。
就職活動を進めるなかでのポイントをいくつかご紹介します。
できれば海外就職活動前に海外現地に行ってみる
海外就職活動を始める前に、働きたい国に行ってみることをおすすめします。時間が許せば、数週間〜数ヶ月住んでみることで、その土地が自分に合いそうか確認できます。
海外で働くことは、海外に住むことにもなります。その土地が好き、合う、と思える国選びができると、働くモチベーションも上がります。
例えばフィリピンであれば英語留学、タイやマレーシアなどでも観光をしながら長期滞在をすることで、住んで働くことのイメージができるはずです。
新卒海外就職の難易度は高くない。勇気をもって進めること
新卒で海外就職できる国やポジションは限られます。ただし、志望者は多くなく、競争倍率は高くないです。
周囲では、日本の就職活動や公務員試験を受ける人ばかりで、孤独を感じることもあるかもしれません。ただし、一歩踏み出す勇気と着実に情報収集、準備を進めていくことで、新卒での海外就職は実現できます。
英語はできた方が良い。しかし、できなくても仕事に就ける
海外で働く上で、どの程度英語や現地の言葉が必要か気になる方が多いと思います。「海外で働く」と言うと、流暢な英語を話せることをイメージするかもしれません。しかし、必ずしもそうではありません。
私が海外で働いた経験のある73人に、海外で働き始めた時点の英語力を聞いたところ、以下の結果になりました。
「ネイティブに近いレベル」が4%、「流暢かつ性格に英語を話せた」が9%いた一方で、「英語で挨拶やお礼が言えた」が15%、「自分や家族の簡単な紹介ができた」が7%。
働く時点では、高い英語力をもっていなかった人も多く海外で働いています。
新卒で海外就職の求人が見つかる海外就職エージェント2つを紹介
新卒の海外就職を対象とした求人を扱っているウェブサイトとエージェントをご紹介します。
・東南アジアの求人を扱っている海外就職活動サイト
・ウェブサイトから自分で求人を見つけて自分で応募する
・海外就活の体験談や各国の生活情報が豊富で参考になる
・新卒でも応募できる求人には「新卒OK」「新卒可」と記載あり
・公式ウェブサイトはこちら
・東南アジアの求人を扱っている海外就職エージェント
・問い合わせすることで、キャリアカウンセラーに相談できる
・履歴書の添削や面接対策などのサポートもしてくれる
・ウェブサイトに掲載されていない非公開の求人もある
・公式ウェブサイトはこちら
転職エージェントにいきなり問い合わせをするのが不安という方へ。このブログの運営者が無料でLINE相談にのります。
新卒で海外就職することのメリットとリスク
新卒で海外就職をすることのメリットとデメリットをまとめてみました。
新卒で海外就職することのメリット
・早くからグローバルなキャリアを積むことができる
・語学も早くから学ぶほど上達が早い
・日本では経験しづらいマネジメント経験も積みやすい
新卒で海外就職することのリスクとデメリット
・給与が低い仕事が多い
・スキルが身につきにくい
・日本でより良い仕事に就くチャンスを逃してしまう
それぞれ説明していきます。
メリット1|早くからグローバルなキャリアを積むことができる
言葉や商習慣が異なる海外で働く経験は貴重なものです。これからキャリアを築いていく上で、大きな強みになるはずです。
海外就職ではありませんが、私は21歳のときにワーホリでオーストラリアに海外移住をしました。感受性が高い若いうちに、海外に住んで働いた経験は、その後の私のキャリアに大きく影響しています。就職してから5年は日本で働きましたが、その後インドとフィリピンで働くことにつながりました。
早くからグローバルなキャリアを築いた方は、その後も活躍の幅を広げることができると思います。
メリット2|語学も早くから学ぶほど上達が早い
英語などの語学の上達の点でも、早くから海外で働くことはプラスになります。
外国語の習得、とくにスピーキングとリスニングは、より若い年齢で外国語に触れることが重要とされます。
30代、40代になってから英語を学ぶよりも、20代前半で英語を学ぶことで、より良い発音を習得でき、より早く上達することができます。
海外で働いた経験のある日本人の多くが、「働く上で必要な語学力は現地に行ってから身につけた」と回答しています。
メリット3|日本では経験しづらいマネジメント経験も積みやすい
日本の平均年齢は2022年時点で48.6歳。これに対し、例えば東南アジアのタイは39歳。マレーシアは28歳。フィリピンは24歳。日本と比較して非常に若いです。
職場の社員の年齢が若いことも多く、そうすると早くから部下を持って働く経験をすることができます。
実際、24〜25歳からフィリピン人やマレーシア人の部下をもってチームをリードする立場として働いている方もいます。
マネジメント経験は、その後のキャリアステップをはかる上で良い経験になり、武器になります。
デメリット1|給与が低い仕事が多い
新卒でスキルや経験が少ないことから、求人は給与が低くなりがちです。求人例でも紹介しましたが、13万円〜といった求人もあります。
とくに東南アジアでは日本より物価が低いことが期待できます。
しかし、東南アジアの国々でも年々物価が上がっています。加えて、昨今の円安で日本円に換算すると日本の物価とそれほど変わらないケースもあります。
物価が安いことを期待して東南アジアに移住したものの、「思っていたほど安くなかった」という声もよく聞きます。
就職する際には、所得税などの税金が引かれた後の給与額を確認すること。また、どれくらいの金額で暮らせそうか確認することが大事です。
なるべく収入を増やすためにできることもあります。
収入を増やすためのポイント
・なるべく給与の高い仕事に応募する
・就職後に転職のチャンスをうかがう
・副業などにもチャレンジしてみる
デメリット2|スキルが身につけにくい場合がある
日本企業に新卒で入社する場合、数ヶ月の新人研修があります。一方、海外では日本企業であっても、入社後の研修はせいぜい1週間程度です。
その点、海外で就職すると基礎的なビジネススキルが身につきにくいです。
また、新卒で海外就職する場合、多くの求人は「未経験OK」の仕事です。そうした仕事では、専門的な知識やスキルが求められず、基本的な業務に限定される場合があります。
昇進したり、より条件の良い仕事に転職したりするには、スキルの向上が大事です。では、スキルの向上にはどんなことが必要でしょうか。
スキルを身につけるためのポイント
・目の前の仕事で期待以上の成果を出すように取り組む
・社内で新しい仕事に手を挙げてチャレンジする
・本やオンラインのビジネスコースなどで学ぶ
・社外で副業にチャレンジしてみる
・基礎的な業務に限定された仕事であれば、転職も考える
デメリット3|日本でより良い就職のチャンスを逃してしまう
日本では「新卒一括採用」があり、あまりスキルや経験を求められずにポテンシャル採用されます。倍率は高いですが、ある意味で、大企業や難関企業への就職難易度は、社会人になってからの転職よりも低いです。
海外で新卒就職することは、日本での新卒採用の機会を逃してしまうことになります。
海外就職した後でも、とくに20代であれば、未経験でも日本での転職の選択肢は多くあります。しかし、新卒の方が、選択肢が多いです。
新卒の海外就職に限らず、私の体験をもとに海外で働くメリットとデメリットを挙げてみました。
参考記事>> 【体験談】海外で働くメリット・デメリット30選|海外で働きたい方へ
ワーホリや日本で経験を積んでから海外で働く選択肢もある
上記の通り、新卒で海外就職をすることにはデメリットやリスクもあります。
では、「海外で働く」を実現するために、新卒での海外就職する以外にどんな選択肢があるでしょうか?
主な選択肢はこちらです。
「海外で働く」を実現する新卒海外就職以外の選択肢
・ワーキングホリデービザで海外に滞在して働く
・日本企業に入社し、駐在員として海外で働く
・日本で経験を積んでだから、より良い海外ポジションで働く
・海外留学してから働くチャンスを得る
「海外で働く」それぞれの選択肢のメリット・デメリット
メリット | デメリット | |
ワーキングホリデー | ・新卒ではチャンスを得にくい欧米で働ける ・働きながら語学を学んだり旅行したりできる | ・日本食レストランなど、働ける職種が限られる ・日本と協定を結ぶ29か国以外は行けない |
海外留学した上で働く | ・アメリカやヨーロッパでも働くチャンスを得られる可能性がある ・留学中から働くことができる | ・今すぐには海外で働けない ・海外留学後の就職活動も厳しい競争に勝つ必要がある |
駐在員 | ・欧米での働くチャンスもある ・給与が高く、住居も提供されるなど、待遇が良い | ・働く国を選べない場合が多い ・入社してすぐに海外赴任することはほぼない ・赴任後も会社都合で帰国しなければならない |
日本で経験を積んでからチャレンジ | ・数年後に海外で働く国や職種の選択肢が増える ・給与などの条件も良くなる | ・今すぐには海外では働けない ・駐在員ほど待遇は良くない |
それぞれ説明していきます。
日本企業に入社し、駐在員として海外で働く
新卒での海外就職は多くの場合、日本企業の海外支社に入社します。
一方、日本企業の日本本社に入社し、駐在員として海外に派遣されて働く選択肢もあります。
駐在員として海外で働くことのポイント
・赴任する国の希望は出せるが、希望が通るとは限らない
・海外に行くまでに最低でも2〜3年待つ必要がある
・駐在員で赴任する場合は給与などの待遇がとても良い
・日本で慣れた会社の海外支社で働ける
・赴任後3〜5年で帰国することが多い。長く滞在したくても会社都合による
2018年の資料ですが、東洋経済が海外勤務者が多い企業のランキングをまとめています。こちらのリストを参考に就職活動をすることで、海外駐在の可能性を高められます。
また、入社してから何年目くらいで海外に行けそうか、就職活動中に確認してみることも良いと思います。
東洋経済ONLINE 海外勤務者が多い会社トップ200ランキング
ワーキングホリデービザで海外に滞在して働く
ワーキングホリデーは、日本と特定の国々との協定で、1年間自由に滞在できるビザです。
2023年末時点、日本は29の国と地域と協定を結んでいます。これらの国々に1年間滞在し、働くことも、旅行することも、語学の勉強をすることもできます。
私も大学3年生のときに休学してオーストラリアにワーホリで5ヶ月滞在しました。
ワーホリで海外で働くことのポイント
・海外就職しづらい欧米の国々へも滞在できる
・ワーホリビザで滞在できる期間は基本的に1年のみ
・大学卒業前に休学して行くことがおすすめ
・英会話スクールや旅行など、自分のペースで楽しめる
・仕事は日本食レストランが多い。スキルが身につきづらい
・海外移住や海外で働く体験ができる
・英語力を向上させることで、ワーホリ後により良いチャンスをつかめる
ヨーロッパ:🇬🇧イギリス、🇫🇷フランス、🇮🇪アイルランド、🇮🇸アイスランド、🇳🇱オランダ、🇩🇪ドイツ、🇩🇰デンマーク、🇵🇱ポーランド、🇳🇴ノルウェー、🇸🇪スウェーデン、🇫🇮フィンランド、🇪🇪エストニア、🇱🇻ラトビア、🇱🇹リトアニア、🇭🇺ハンガリー、🇦🇹オーストリア、🇨🇿チェコ、🇸🇰スロバキア、🇵🇹ポルトガル、🇪🇸スペイン、🇮🇹イタリア
北アメリカ:🇨🇦カナダ
南アメリカ:🇦🇷アルゼンチン、🇨🇱チリ
アジア:🇰🇷韓国、🇹🇼台湾、🇭🇰香港
オセアニア:🇦🇺オーストラリア、🇳🇿ニュージーランド
日本で経験を積んでからチャレンジする
日本で最低でも数年働いてから、海外就職にチャレンジする選択肢もあります。残念ながら、新卒ですぐに海外で働く方法ではありません。
ただ、日本で社会人経験を積むことで、海外就職する際の選択肢が増え、給与などより良い条件で働くチャンスが増えます。日本で最低2〜3年働いた後では、アジアだけでなく、ヨーロッパで働くチャンスもつかみやすくなります。
日本で経験を積んだ後に海外で働くことのポイント
・日本で最低2〜3年働き、スキルや経験を磨いた後で海外就職の選択肢が増える
・新卒ではチャンスを得にくいヨーロッパも、経験を積んだ後であればチャンスがある
・新卒ですぐに海外に飛び込む方法ではない
・駐在員と異なり、自分の好きなタイミングで好きな期間、好きな国に行ける
海外留学してから海外で働く
海外留学してから働く選択肢もあります。
今すぐに海外就職する方法ではありません。ただし、留学することで、留学中に働けるだけでなく、留学国で卒業後に就職できるチャンスもあります。
海外留学してから海外で働く選択肢のポイント
・海外留学をしながら働ける国が多い
・留学で専門的な学びやインターンすることで、好きな職種に就けるチャンスが増える
・アメリカ、オーストラリアなど、海外留学をしても現地就職が難しい国々もある
まとめ|新卒で海外就職は実現できる。ほかの選択肢もよく考える
ここまでお伝えした通り、新卒で海外就職は実現できます。
就労ビザが出て仕事が見つけやすいフィリピン、マレーシア、タイがおすすめです。
「海外で働く」を実現する新卒就職以外の選択肢もご紹介しました。そうした選択肢も考えてみると良いと思います。比較した上で、やはり新卒で海外就職が良さそうということであれば、この記事でも解説した手順にしたがって内定を勝ち取ることだと思います。
海外就職にまつわるお悩み、ご質問をLINEで無料で受けております。周りに相談する人がいない、海外就職エージェントにいきなり連絡して良いか分からない、という方はLINEで問い合わせてみてください。