海外で働きたい日本人におすすめの国10選|働く国の選び方

海外で働いてみたいけど、どこの国がおすすめ?
働く国はどう決めたら良い?
海外の仕事はどこで見つけられる?

「海外で働く」と言っても、どの国にしようか迷う方も多いと思います。世界には、日本を除いて195の国があり、転職エージェントのビズリーチやdodaには30を超える国々の求人が掲載されています。

この記事では、1. 仕事の見つけやすさ、2. 生活のしやすさ、3. 給与レベル、4. 生活コストの4つの観点から、日本人が海外で働く上でおすすめしたい国を10ヶ国紹介します。加えて、働く国の選び方を説明していきます。

私は、インドとフィリピンで計5年間働いた経験と、オーストラリア、カナダ、タイを含めた5ヶ国への移住経験があります。また今回紹介する10ヶ国はすべて、私が訪れたことのある国々です。

この記事を読んでいただくことで、働く国の候補と働く国を選びためにどんな点を気にすると良いか、分かっていただけるはずです。

この記事を読んで分かること
・海外で働きたい日本人におすすめの国10ヶ国
・おすすめの10ヶ国それぞれの良いところ、良くないところ
・働く国の選び方

 

日本人におすすめの働く国10選

私がおすすめする10ヶ国はこちらです。

タイ🇹🇭
フィリピン🇵🇭
オーストラリア🇦🇺
シンガポール🇸🇬
ベトナム🇻🇳
マレーシア🇲🇾
カナダ🇨🇦
ドイツ🇩🇪
台湾🇹🇼
アメリカ🇺🇸

これらの国々は、1. 仕事の見つけやすさ、2. 生活のしやすさ、3. 給与レベル、4. 生活コストの4つから個人的に選びました。

以上の4つは、具体的に以下のことを考慮しております。

仕事の見つけやすさ:海外転職サイトの求人数とビザの取得のしやすさ
生活のしやすさ:気候、治安、医療設備や交通機関の充実度、娯楽の選択肢、外国人の受け入れ具合など
給与レベル:日本人の就く仕事で得られる給与のレベル
生活コスト:日本人が現地に住んだ場合にかかる生活コスト

 

おすすめ10ヶ国を項目ごとの評価とともに一覧にしたものがこちらになります。

タイフィリピンオーストラリアシンガポールベトナムマレーシアカナダドイツ台湾アメリカ
仕事の見つけやすさ★★★★★★★★★★★★☆☆☆★★★☆☆★★★★☆★★★★☆★☆☆☆☆★★☆☆☆★★★★☆★★☆☆☆
生活のしやすさ★★★★☆★★★☆☆★★★★★★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆
給与レベル★★★☆☆★★☆☆☆★★★★☆★★★★☆★★★☆☆★★★☆☆★★★★☆★★★★☆★★★☆☆★★★★★
求められる英語力★☆☆☆☆★☆☆☆☆★★★★★★★★☆☆★☆☆☆☆★★☆☆☆★★★★☆★★★★☆★☆☆☆☆★★★★★
生活コスト★★☆☆☆★★☆☆☆★★★★☆★★★★☆★★☆☆☆★★☆☆☆★★★★☆★★★★☆★★☆☆☆★★★★★

*「求められる英語力」は星が多いほど、高い英語力を必要とする。
*「生活コスト」は星が多いほど、コストが高いことを表しています。
*取り上げる10ヶ国はすべて私が訪れたことがある国ですが、評価は個人的なものであることをご了承ください。

取り上げた10ヶ国について、その国で働く・暮らす良さ、懸念点、どんな人がその国に向いているか、仕事を見つけることができる転職エージェントについて紹介していきます。

 

タイ🇹🇭:英語が話せない、初めての海外でもおすすめ

最初のおすすめの国は、近年日本の移住者がとくに増えているタイです。製造業を中心に多くの企業が進出しており、仕事を比較的簡単に見つけられるます。なかには、英語不問で就けるような日本向けのコールセンターやWebマーケティングの仕事などもあります。また、生活コストが安く、日本食などへのアクセスもとても良いです。

仕事の見つけやすさ 5.0
求められる英語レベル 2.0
給与レベル 3.0
生活コスト 2.0
日本食へのアクセス 5.0
人の優しさ 4.5 
気候 4.5
治安 4.0
娯楽・レジャーの充実度 5.0
日系企業進出数5,856
日本人の人口78,431人

*日系企業進出数は外務省の海外進出日系企業拠点数調査より、2022年10月1日時点のデータを引用しています。
*日本人人口は外務省の海外在留邦人数調査統計より、2022年10月1日時点のデータを引用しています。

タイで働く、暮らす良いところ
・日系企業が多く進出しており、仕事が見つけやすい
・英語が話せなくとも就ける仕事が多くある
・タイ人が優しく、コミュニケーションがとりやすい
・日本食が安く、簡単に手に入る
・日本人が多く住んでおり、日本人の友人をつくりやすい
・気候が温暖で住みやすい
タイで働く、暮らす懸念点
・バンコク市内の渋滞がひどい
・バンコクを中心に、季節によって大気汚染がひどい
・タイ人と英語でコミュニケーションがとりづらい

 

こんな人はタイに向いている
・英語は自信がないが、海外で働いてみたい
・成長途上の東南アジアで働いてみたい方
・初めての海外で、安く便利に生活したい
・マリンスポーツやゴルフを楽しみたい方

 

タイの仕事を見つけられる転職サイト・転職エージェント
・コンサルタントの無料カウンセリングを受けられるdoda
・タイの求人数が最も多いアデコタイランド
・給与アップを狙って待遇の良い仕事を見つけるならビズリーチ
・サイトの情報が充実しているアジアカモメ転職

参考記事>>【2023年版】タイの仕事が見つかる転職エージェント20選

 

 

フィリピン🇵🇭:これから海外キャリアを積みたい方におすすめ

次におすすめするのは、私も4年働き、滞在したフィリピンです。製造業、英会話スクール、Webマーケティングなど、幅広い業種の日本の会社が進出しており、就業可能な仕事の幅が広いです。国民の多くが英語を話し、親日国でコミュニケーションもとりやすいです。初めて海外で働く人、これから英語を伸ばしていきたい人におすすめの国です。

仕事の見つけやすさ 4.5
求められる英語レベル 2.0
給与レベル 2.0
生活コスト 2.0
日本食へのアクセス 4.0
人の優しさ 4.0 
気候 4.5
治安 2.5
娯楽・レジャーの充実度 4.0
進出日系企業数1,434
日本人の人口14,522人

 

フィリピンで働く、暮らす良いところ
・国民の多くが英語を話し、コミュニケーションをとりやすい
・製造業、語学学校、Webマーケティングなど、仕事が多い
・平均年齢が24歳で、成長を実感しながら働ける
・日本食が比較的簡単に手に入る
・日本から飛行機で4時間と、近い
・自然が豊かで、きれいなビーチがいくつもある
・気候が年中温暖で住みやすい
フィリピンで働く、暮らす懸念点
・楽観的なフィリピン人と働くには忍耐も必要
・一部地域は治安が悪く、危険
・交通機関が発達しておらず、渋滞がひどい
・現地の食事が美味しくない

 

以上の特徴から、フィリピンには、こんな人が向いていると思います。

こんな人はフィリピンに向いている
・海外経験はなく、初めて海外で働く方
・英語能力に自信がなく、これから英語を身につけたい方
・楽観的にものごとを考えられる人
・海外に行っても日本に頻繁に戻ってきたい方
・マリンスポーツやゴルフを楽しみたい方

最後に、フィリピンの仕事を見つけられる転職サイト・転職エージェントをご紹介します。海外就職コンサルタントに無料で相談してみたい、どんな仕事があるか見てみたい、という方はぜひウェブサイトを確認してみてください。

フィリピンの仕事を見つけられる転職サイト・転職エージェント
・コンサルタントの無料カウンセリングを受けられるdoda
・海外駐在の求人を狙うならビズリーチ
・現地日本人スタッフがいて豊富な求人をもつリーラコーエン
・サイトの情報が充実しているアジアカモメ転職

参考記事>>【2023年版】フィリピンの仕事が見つかる転職エージェント13選

 

 

オーストラリア🇦🇺:自然豊かで人が寛容な国

自然豊かで、人が大らかなオーストラリアです。就業ビザをとって働くことは難易度が高いですが、看護師、調理師、日本語教師、エンジニアなどの方々は仕事を見つけやすいです。
また、20代の方であれば、ワーキングホリデービザで3年まで滞在可能です。私も大学生のときに半年間滞在しました。物価が上がり続け、家賃や外食などが高くなっていますが、高い給与も期待することができます。
仕事の見つけやすさ 2.0
求められる英語レベル 4.5
給与レベル 4.0
生活コスト 4.0
日本食へのアクセス 3.0
人の優しさ 4.0 
気候 4.0
治安 4.0
娯楽・レジャーの充実度 5.0
日系企業進出数846
日本人の人口94,942人

 

オーストラリアで働く、暮らす良いところ
・給与が高く、日本で働く以上の給与が期待できる
・ワーキングホリデーで3年まで滞在可能
・オーストラリア人だけではない、多文化社会で働ける
・ワークライフバランスがとれている
・自然が豊富で、レジャー活動に適している
・ヨーロッパやアメリカと比べても治安の良いエリアが多い
オーストラリアで働く、暮らす懸念点
・物価が高く、上がり続けている
・ワーホリビザの場合、就ける仕事の多くは飲食店となる
・駐在員を狙う場合、就労機会を見つけるのが簡単ではない
・オーストラリアなまりの英語に慣れが必要
・就業ビザ取得は、原則3年以上の就業経験が必要

 

こんな人はオーストラリアに向いている
・仕事と同時に充実したプライベートを過ごしたい
・20代で英語の勉強もしながら仕事もしてみたい
・自然豊かな欧米の国に住みたい

オーストラリアの仕事を見つけられる転職サイト・転職エージェント
・求人が多く、ハイクラスの転職も狙えるビズリーチ
・コンサルタントの無料カウンセリングを受けられるdoda
・ワーホリで仕事を探すならCheers, Nichigo, Gum Treeの3つ

 

 

シンガポール🇸🇬:治安が良く快適に生活できる

日本の芸能人なども移住、長期滞在しているシンガポールです。アジア本社を置く日系企業が多く、求人も比較的多くあります。生活面も安全性が高く、欧米諸国よりも治安が良く、日本食なども簡単に手に入ります。近年物価が高騰しており、とくに家賃や外食費が高くなっています。

仕事の見つけやすさ 3.5
求められる英語レベル 4.0
給与レベル 4.0
生活コスト 4.0
日本食へのアクセス 4.5
人の優しさ 3.5 
気候 4.5
治安 5.0
娯楽・レジャーの充実度 3.5
進出日系企業数1,084
日本人の人口32,743人

 

シンガポールで働く、暮らす良いところ
・給与レベルが日本より高い仕事が多い
・日本食が比較的簡単に手に入る
・気候が年中温暖で住みやすい
・衛生環境が良く、治安も良い
・東南アジアのハブであり、飛行機でどこへもアクセスしやすい
シンガポールで働く、暮らす懸念点
・成熟国で日本に似たストレスが高い仕事も多い
・求められる英語力がそれなりに高い
・物価がとにかく高い
・国土が狭く、長く暮らすと飽きる

 

こんな人はシンガポールに向いている
・TOEICは800点以上あり、それなりに英語でコミュニケーションがとれる
・社会人経験を最低でも数年積んでおり、今後は海外で活躍したい
・アジアに住みながら、欧米の人とも一緒に働きたい
・都会に住みたい

シンガポールの仕事を見つけられる転職サイト・転職エージェント
・コンサルタントの無料カウンセリングを受けられるdoda
・年収高めのハイクラスの仕事を探すならビズリーチ
・リクルートが運営するRGF
・サポートが充実しているリクルートエージェント

 

ベトナム🇻🇳:優しく、勤勉な人が多い

初めて海外で働く人にもチャンスが大きく、住みやすいアジアの国として、ベトナムもあります。ホーチミンやハノイは発展しており、日本企業が多く進出しています。
就職のしやすさや物価、住みやすさなどはフィリピン、タイにも通づるものがあります。
仕事の見つけやすさ 4.5
求められる英語レベル 2.0
給与レベル 2.5
生活コスト 2.0
日本食へのアクセス 4.0
人の優しさ 4.5 
気候 4.5
治安 4.0
娯楽・レジャーの充実度 4.0
日系企業進出数2,373
日本人の人口21,819人
ベトナムで働く、暮らす良いところ
・成長途上の市場で働ける
・高い英語力がなくとも仕事で活躍して、生活できる
・親日家が多く、人が優しい
・生活コストが低く、日本食も入手可能

ベトナムで働く、暮らす懸念点
・日本での給与よりも下がる可能性がある
・就労ビザ取得のため、日本含め5年程度の就労経験が必要
・ハノイやホーチミンなどは大気汚染が良くない

 

こんな人はベトナムに向いている
・海外経験がない、あるいは少ないが、これから海外でキャリアを積みたい方
・市場が成長していく実感をもちながら働きたい方

ベトナムの仕事を見つけられる転職サイト・転職エージェント
・コンサルタントの無料カウンセリングを受けられるdoda
・高待遇の仕事を狙うならビズリーチ
・ベトナム特化で求人が豊富なべとわーく
・リクルートが運営し、現地に日本人スタッフを置くRGF
・現地採用の求人を豊富にもつリーラコーエン

参考記事>>【2023年版】ベトナムの仕事が見つかる転職エージェント12選

 

マレーシア🇲🇾:14年連続日本人が住みたい国No.1

日本人が住みたい国14年連続No.1になっているマレーシアです。英語が準公用語になっており、タイやベトナムよりも英語でコミュニケーションがとりやすく、クアラルンプールはシンガポールのように高層ビルが立ち並んでいます。

タイやフィリピン、ベトナムと同様に、初めての海外の人にとっても多くの職種にチャレンジしやすい環境があります。

仕事の見つけやすさ 4.5
求められる英語レベル 2.0
給与レベル 2.0
生活コスト 2.0
日本食へのアクセス 4.0
人の優しさ 4.0 
気候 4.5
治安 3.5
娯楽・レジャーの充実度 4.0
進出日系企業数1,856
日本人の人口24,545人
マレーシアで働く、暮らす良いところ
・成長途上の市場で働ける
・募集している職種が広く、経験がなくともチャレンジできる
・タイやベトナムよりも英語でコミュニケーションとりやすい
・生活コストが低く、日本食も入手可能

マレーシアで働く、暮らす懸念点
・日本での給与よりも下がる可能性がある
・一般的に大卒3年以上、専門卒5年以上の実務経験が就労ビザの条件

 

こんな人はマレーシアに向いている
・就労経験があり、英語もTOEIC 600〜700点以上のスコアがある
・フィリピン、ベトナムより発展している環境で働きたい
・アジアで働きたいけど、住環境を重視したい人

マレーシアの仕事を見つけられる転職サイト・転職エージェント
・コンサルタントの無料カウンセリングを受けられるdoda
・高待遇の仕事を狙うならビズリーチ
・情報が豊富な転職サイト カモメアジア転職
・現地採用の求人をもつリーラコーエン

 

 

カナダ🇨🇦:多文化社会で人が優しい

英語圏で落ち着いた環境を求めるのであれば、カナダがおすすめです。就労機会はアジアの国々のように簡単には見つけられませんが、日系企業が971社進出しており、求人があります。20代の方であれば、ワーキングホリデービザで滞在することも可能です。

私は大学生のときに語学留学でバンクーバーに住んだことがあります。多文化社会で人が優しく、外国人として扱われないことをとても心地よく感じました。

仕事の見つけやすさ 2.0
求められる英語レベル 4.0
給与レベル 3.0
生活コスト 4.0
日本食へのアクセス 2.5
人の優しさ 4.0 
気候 2.5
治安 4.5
娯楽・レジャーの充実度 4.0
進出日系企業数971
日本人の人口74,362人

 

カナダで働く、暮らす良いところ
・ワーキングホリデーで1年滞在可能
・多文化社会で、人が優しい
・自然が豊富で、レジャー活動に適している
カナダで働く、暮らす懸念点
・物価が比較的高い
・冬がとにかく寒い
・就労機会を見つけるのが簡単ではない

 

こんな人はカナダに向いている
・20代で英語を学びながら働く経験もしたい方
・ウインタースポーツが好きで海外でもやりたい方
・欧米でも落ち着いた環境に住みたい方

カナダの仕事を見つけられる転職サイト・転職エージェント
・コンサルタントの無料カウンセリングを受けられるdoda
・高待遇の仕事を狙うならビズリーチ
・ワーキングホリデーで仕事を探すなら人材カナダ

 

 

ドイツ🇩🇪:ヨーロッパで比較的仕事を見つけやすい

ヨーロッパのなかで最も日本企業が進出しており、比較的仕事を見つけやすいのは、ドイツです。駐在員としての求人のほか、現地就職をしている方々もいます。
ワーキングホリデービザもあるので、20代の方であれば、ワーホリビザでもチャレンジが可能です。
仕事の見つけやすさ 2.5
求められる英語レベル 4.0
給与レベル 4.0
生活コスト 3.5
日本食へのアクセス 2.5
人の優しさ 3.0 
気候 2.5
治安 3.5
娯楽・レジャーの充実度 4.0
進出日系企業数1,918
日本人の人口42,266人

 

ドイツで働く、暮らす良いところ
・仕事に対して真面目な人が多く、日本人の価値観と似る部分がある
・ワークライフバランスがとれた生活ができる
・ヨーロッパ諸国と陸続きになっており、旅行がしやすい
・20代であればワーキングホリデーで滞在可能
ドイツで働く、暮らす懸念点
・アジアの国々と比較すると求人は少ない
・無愛想で日本人より直接的に言うため、冷たく感じることがある
・冬が寒く、どんよりした曇りが続く
・日常生活にはちょっとしたドイツ語ができた方が良い

 

こんな人はドイツに向いている
・英語のほかドイツ語もできる方
・ヨーロッパで働きたい方
・勤勉で真面目な国民性が好きな方

・コンサルタントの無料カウンセリングを受けられるdoda
・高待遇の仕事を狙うならビズリーチ
・イギリス創業でヨーロッパの駐在案件が多いJAC Recruitment

 

 

 

台湾🇹🇼:日本から近く、親日家が多く働きやすい

日本から近く、親日家が多いことで知られる台湾もおすすめです。海外経験や英語力がそこまでなくとも就ける求人があります。日本から近く、現地の生活コストが安いことなども魅力的です。
一部の求人では中国語も求められる点は懸念材料です。
仕事の見つけやすさ 4.0
求められる英語レベル 3.0
給与レベル 2.5
生活コスト 2.0
日本食へのアクセス 4.0
人の優しさ 4.5 
気候 4.0
治安 4.0
娯楽・レジャーの充実度 4.0
進出日系企業数1,502
日本人の人口20,345人

 

台湾で働く、暮らす良いところ
・比較的仕事を見つけやすい
・日本語を話せる人が多い
・親日家が多く、人が優しい
・生活コストが安い
・日本から近く、移住後も気軽に行き来ができる
台湾で働く、暮らす懸念点
・一部の求人は中国語も求められる

 

こんな人は台湾に向いている
・中国語ができる。あるいは、中国語も身につけたい方
・日本と行き来しやすい海外で働きたい方
・安い生活コストで働きたい方
・親日の国で働きたい方

台湾の仕事を見つけられる転職サイト・転職エージェント
・コンサルタントの無料カウンセリングを受けられるdoda
・高待遇の仕事を狙うならビズリーチ
・海外駐在の案件を多くもつリクルートエージェント
・求人数を豊富にもつリーラコーエン

 

 

アメリカ🇺🇸:欧米圏では最も仕事が見つけやすい

日本国外で最も日本人が住んでおり、中国に次いで2番目に日本進出企業数が多いアメリカです。就職に高い英語力を要したり、ビザ取得が難しかったりしますが、それでも欧米のなかでは最も日本企業の求人数が多いです。

日系企業の駐在員の求人を見つけて就職するのが、最も一般的な仕事の見つけ方になります。
仕事の見つけやすさ 2.0
求められる英語レベル 5.0
給与レベル 5.0
生活コスト 5.0
日本食へのアクセス 3.5
人の優しさ 4.0 
気候 4.5
治安 3.0
娯楽・レジャーの充実度 5.0
進出日系企業数8,673
日本人の人口418,842人

 

アメリカで働く、暮らす良いところ
・給与水準が高く、日本で働くより給与が上がる可能性が高い
・アメリカだけでなく、世界中の人と働くチャンスが増える
・ワークライフバランスをとりながら仕事ができる
アメリカで働く、暮らす懸念点
・仕事を見つけるのが簡単ではない
・高い英語力を必要とする
・家賃や外食費を中心に物価が高い
・日本との時差で日本の人と連絡がとりづらい

 

こんな人はアメリカに向いている
・アメリカやアメリカの特定の都市に住むことに憧れている
・アメリカ人、世界の人々と一緒に働きたい
・ITや金融などの業界で、より情報と人が集まる市場で働きたい
・失敗を恐れず、他人とすぐに仲良くなれる

アメリカの仕事を見つけられる転職サイト・転職エージェント
・コンサルタントの無料カウンセリングを受けられるdoda
・求人数多く、幅広い業界、職種の仕事を見つけられるビズリーチ
・業界最大手の転職エージェント リクルートエージェント
・ビザをすでにもっていればQUICK USA

参考記事>>【2023年版】海外転職のためのエージェント12選|海外で働く夢を叶える

 

 

働く国の選び方

1つに決めきれてない方に、働く国の選び方ですが、私は次の3つのことを考えて決めると良いと思います。

・その国が好きか。興味があるか
・希望する仕事や就業機会が見つけられるか
・生活のしやすさ

 

 

好きな国、興味が湧く国が良い

やはり好きな国か興味が湧く国が良いと思います。

観光に行くのと働くのとでは違いますが、働く上でその国の人々と密接に関わりますし、余暇でその国に深く関わることになります。好きな国、興味が湧く国であれば、その国で働き暮らすことのモチベーションにもなり、リフレッシュもできます。

その国の言葉、歴史、映画、有名人、食事など、なんでも良いと思いますが、その国に好きなものがあると良いと思います。

まだその国に行ったことがなければ、働く前に行ってみることをお勧めします。短期間でも実際に行ってみて、自分がどう感じるかは大事な感覚です。

 

 

希望する仕事や就業機会が見つけられるか

自分が得意とする、あるいは、やりた仕事がある方はその仕事に就けるかどうかが大事だと思います。

この記事で取り上げた10ヶ国の見つけやすい仕事の業種、職種、就労形態をご紹介します。

業種職種就労形態
タイ🇹🇭製造業、外食産業、Webマーケティング、BPO営業、工場管理、マーケター、カスタマーサポート、人事駐在員、現地採用、フリーランス
フィリピン🇵🇭製造業、Webマーケティング、BPO、語学学校営業、エンジニア、マーケター、カスタマーサポート駐在員、現地採用、フリーランス
オーストラリア🇦🇺製造業、商社、留学エージェント、会計事務所営業、企画、コンサルタント、美容師、日本語教師、看護師、調理師駐在員、現地採用
シンガポール🇸🇬製造業、金融、IT、不動産、会計事務所、飲食業営業、企画、コンサルタント、エンジニア、人事、総務、支店責任者駐在員、現地採用
ベトナム🇻🇳製造業、外食産業、マーケティング営業、企画、エンジニア、設備管理、人事、経理、工場長駐在員、現地採用
マレーシア🇲🇾製造業、食品商社、会計事務所、外食産業営業、企画、施工管理、コンサルタント駐在員、現地採用
カナダ🇨🇦製造業、商社、外食営業、企画、エンジニア、調理師駐在員、現地採用
ドイツ🇩🇪製造業、商社営業、企画、品質管理駐在員、現地採用
台湾🇹🇼製造業、IT、Webマーケティング、外食営業、エンジニア、デザイナー、カスタマーサポート、調理師駐在員、現地採用
アメリカ🇺🇸IT、製造業、商社、金融営業、企画、エンジニア、経理、人事、駐在員、現地採用

 

具体的な仕事の見つけ方、転職エージェントとの付き合い方はこちらの記事で紹介しています。
参考記事>>【2023年版】海外転職のためのエージェント12選|海外で働く夢を叶える

 

 

生活のしやすさ

生活のしやすさもまた、働く国選びで大事な観点だと思います。生活のしやすさとは、ここまで紹介してきたように、次のような要素を含みます。

生活コスト:家賃や飲食費などの生活費が高いか低いか
日本食へのアクセス:慣れ親しんだ日本食が安く、入手しやすいか
人の優しさ:日本人の受け入れ具合
気候:年間を通しての気温や四季があるかどうかなど
治安:犯罪率や気軽に1人で出歩けるかなど
医療:医療設備や医師の質
教育:子どもがいらっしゃる方は、子育て環境や受けたい教育が整っているか
娯楽・レジャー:平日の夜や土日を充実させる活動の選択肢があるか
以上のようなことを考えてみると、実際に住んだときにミスマッチが少なくなると思います。

思い切って飛び込んでみるのも良い

私はこれまで4ヶ国、海外に住む経験をしてきました。それぞれの国に住むことに決めた理由は以下の通りです。

オーストラリア:ワーホリで行ける国で、気候が良く、多文化社会だから
カナダ:英語が学べて、豊かな自然に憧れて行ってみたかった
インド:会社の海外トレーニー制度で応募要件が合致するのがインドのみだった
フィリピン:起業した先輩の会社にジョインするため

いずれの国も、初めて行ってそのまま長期滞在することになりました。

4ヶ国とも、行ける国のなかから選びました。ただ、あまりあまり比較検討もせずに、チャンスをつかもうと思って飛び込んだように思います。

ここまで書いてきて身も蓋もないですが、やはり行ってみないと分からないことも多いです。計画は大切ですが、柔軟性と好奇心をもち、新しい体験をする勇気も必要です。

未知の環境での挑戦は、新たな成長と可能性をもたらすものです。自分の感覚にも耳を傾けながら、自分なりの冒険を楽しんでみてください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。みなさまのキャリアの成功を祈念しています。